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受検(受験)を考えたのは6年生の10月。
野球部に入りたくて、入試4か月前から塾に通わず、猛勉強して2019年春に合格を勝ち取った記録です。受検(受験)の動機、勉強法、教材、等々役立つと思う情報を書きました。
合格ラインの参考として僕の適性検査の得点も書きました。
勉強と野球を両立したいみんな、塾なしで南多摩中など都立中高一貫校の受検(受験)を考えているみんなの役に立てばうれしいです。

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1 受検の動機

 あと4か月で、塾にも通わずに定員の6割をena(公立中高一貫校受検に特化した塾)が、2割近くを栄光ゼミナールが、1割をその他の塾が占めている南多摩中等教育学校を受検しようと思い決断したのは大きく分けて次の2つの理由がありました。

 

1-1 野球を続けたい!

1-2 親との約束

 

1-1 野球を続けたい!

僕は4年生の時から少年野球のチームにはいっていました。監督やコーチの方々が、4年生のころから試合に出場させていただいたり、熱心に指導して下さったおかげでホームラン(ランニングホームランですが)も打てるようになりました。両親やチームの仲間も僕の心を支え、成長させてくれました。そして、野球をやるまでは味わえなっかったチームでスポーツをすることの楽しさや面白さ、達成感などを知りました。
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僕の楽しみになった野球を中学校でも続けようと思いました。しかし、地元の中学校で野球と勉強を両立させるためには、3時間の勉強時間を確保する必要がありました。朝4時半に起きなければならないことがわかり、「そんな生活3年間も続けられない」「でも野球は続けたい」と途方に暮れていました。その時父に授業が充実している公立中高一貫校ならば野球を続けても良いと言われ、幸い近くにあった中高一貫校の都立南多摩中等教育学校に通いたいと思いました。父は一日の中で最も長い時間を費やす授業が充実していれば、勉強と部活を両立させることができると考えていたそうですが、まだ僕自身は野球を続けられるのかということしか頭にありませんでした。

 

1-2 親との約束

受検を考えたのは10月1日で、受検当日まであと4か月しかありませんでした。中学受験など僕も両親も考えたこともなく塾には通っていませんでした。

試しに10月2日に南多摩中等教育学校の過去問題を解いてみました。適性検査Ⅰを解いてみました。書いた作文は、論理性もなく趣旨も定まっておらず、書いてみた具体例もそこから何が言いたいのか読み取れない、という最悪の出来でした。「この作文をあと4か月で塾にもいかずに合格ラインに乗せられるのだろうか」とその日は受検するかどうか悩みました。

その時ある経験が脳裏をよぎりました。それは次のようなことです。野球を始める時、父に日能研の全国テスト(無料で誰でも受験できる)で好成績を取るということを条件として課せられたことがありました。国語、算数、総合のテストでそれぞれ親に認められる高得点を取り、算数は全国13位でした。野球をやるためになら、頑張り、結果を出すことができた経験があるので今回も頑張れるような気がしました。この思いは強くなり、あと4か月必死に頑張りぬいて合格すると親と約束をして、受検することを決めました。