6 終わりに
この4か月の本気の受検勉強から学んだこと、僕が成長したことそして、このホームページを読んでくれたあなたに伝えたいことを書きます。
6-1 成長したこと
成長したと感じることは次のようなことです。
適性検査の勉強を通して、説明する力や例示力、論理的に考える力が身に付き、日々の会話が弾むようになりました。以前は何も考えずに歩いていましたが、論理的に理解できることが増え、街路樹や三角点など様々なものを探し、考えを巡らせながら歩くようになりました。物事を見聞きして「どうしてそうなるのだろう」と考え、調べるようにもなりました。また、作文力がついたため文章を書くことが楽しくなり、学校で新聞やレポートを作ることも苦ではなくなりました。このように適性検査の勉強をすると、生活そのものがレベルアップしていきます。適性検査の勉強で養われる知識は役に立つ知識です。中学受検を目標に勉強することは、自分の糧となる良いことだと僕は思います。
6-2 学んだこと
学んだことは2つあります。
1つ目はモチベーション、つまり受検に対する気持ちの大切さです。
自画自賛になりますが、たった4か月で合格するために毎日かなりの質と量の勉強をしてきたと思っています。正直なところ楽しくはなかったです。わからない問題や、何回も書き直しても父から合格をもらえない作文がたくさんありました。それでも頑張りぬけたのは、野球を続けたいという強い気持ちと自分から合格を約束したことがあったからです。あなたがもし受検を考えているのなら貪欲でいてください。合格した自分を思い描いてください。勉強がもし苦しいものに変わってしまったとしてもきっと頑張りぬけると思います。
2つ目はどんなことでも取り組んでみることの大切さです。
勉強だけでなく手続きなども自分でやったことで、振り込みの方法、切手の買い方、などが身に付きました。ミスが許されない書類を1回で作る体験をしたことで、集中することに慣れることもできました。手続きを自分でやるだけで自信もつきました。近くに郵便局があるならやってみるといいと思います。
6-3 戦術のアドバイス
合格を狙っているあなたには、このホームページに何度も書きましたが、見直しノートを作ることを薦めます。間違えたり減点になったりした問題にもう一度取り組み、理解できる究極の二段構えなので、弱点を克服することができます。何が大切なのか自分で書くことによってしっかりわかります。
次に計画的に勉強を進めていくことです。見直しノートを作ったり、模試を受けてみたりすれば自分の弱点は見えてきますから、それをどう克服していくかということを目的とした計画を立ててみてください。取り組みたかった教材や分野に抜かりなく取り組めるはずです。計画を立てるときは無理なく確実にこなせるものにしてください。なぜなら、計画通りに勉強 が進んでいくと自信がつくからです。余裕があるのなら勉強量を増やしていけば良いと思います。
最後に、これもこのホームページに書きましたが自分にとって必要な教材を選ぶことです。本屋さんに行ってどのような問題が載っているか、解答・解説が分かりやすいか、という2つの項目に注目し、教材を選ぶと良いと思います。
6-4 感謝
僕は最後に受検勉強を支えてくれたり、きっかけを作ってくださった方々に感謝の気持ちをここに書きます。
まず、僕の受検動機を作ってくださった野球チームの方々、ありがとうございました。忙しい中、毎週楽しく野球ができるようにしてくださったおかげで出来た野球を続けたいという中学校での目標に向かうことで、苦しい時も頑張ることができました。
次に、小学校の先生方、ありがとうございました。たくさん発言させていただいたことで思考力がつきました。また、忙しい中報告書などの書類を作成してくださりありがとうございます。
そして、最後に合格に導いてくれた父と、体調を崩さないように気を配ってくれた母、ありがとうございました。
受検勉強は大変です。つらい時も苦しい時もあります。それでもいつも支えられているから最後までやり抜くことができました。本当にありがとうございました。
感謝の気持ちを忘れずにいれば、どんなことでも乗り越えることができると思います。
あなたの受検勉強の参考資料になることを願ってこのホームページを書きました。
南多摩中等教育学校で待っています!